平成28年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問22

IT投資効果の評価に用いられる手法のうち、ROIによるものはどれか。

 ア  一定期間のキャッシュフローを、時間的変化に割引率を設定して現在価値に換算した上で、キャッシュフローの合計値を求め、その大小で評価する。
 イ  キャッシュフロー上で初年度の投資によるキャッシュアウトフローが何年後に回収できるかによって評価する。
 ウ  金銭価値の時間的変化を考慮して、現在価値に換算されたキャッシュフローの一定期間の合計値がゼロとなるような割引率を求め、その大小で評価する。
 エ  投資額を分母に、投資による収益を分子とした比率を算出し、投資に値するかどうかを評価する。


答え エ


解説
ROIは、分母に投資額、分子に利益とした計算式で投資と利益の比率を求め、投資した資本により、どれだけの利益が発生したかを測るために使用する指標です。


キーワード
・ROI

キーワードの解説
  • ROI(Return On Investment、投資利益率)
    投資した資本により、どれだけの利益が発生したかを測るために使用する指標です。
    基本的な計算式は
     ROI = 利益÷投資額×100
    になります。また、企業の決算書から求める場合は
     ROI = (当期営業利益 + 減価償却費)÷(株主資本 + 有利子負債)×100
    で計算します。

もっと、「ROI」について調べてみよう。

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