平成29年 秋期 ITパスポート 問64

OSS(Open Source Software)を利用することのメリットはどれか。

 ア  開発元から導入時に技術サポートを無償で受けられる。
 イ  ソースコードが公開されていないので、ウイルスに感染しにくい。
 ウ  ソフトウェアの不具合による損害の補償が受けられる。
 エ  ライセンス条件に従えば、利用者の環境に合わせてソースコードを改変できる。


答え エ


解説
OSSはソースコードが無償で公開されていて、ライセンス条件に従えば、利用者の環境に合わせてソースコードを改変できます。(エ)
OSSライセンスのソフトウェアには、OSのLinux、インターネットブラウザのMozilla Firefoxなどがあります。


キーワード
・OSS

キーワードの解説
  • OSS(Open Source Software)
    ソフトウェアの著作権を守りながら、ソースコードを無償で公開し、誰でもそのソフトウェアを使用・改良・再頒布を可能にするという考えである。
    OSSの定義には、OSI(団体)がOSDという定義をしていて、その内容は
    1. 自由な再頒布ができること
    2. ソースコードを入手できること
    3. 派生物が存在でき、派生物に同じライセンスを適当できること
    4. 差分情報の頒布を認める場合には、同一性の保持を要求してもよいこと
    5. 個人や集団を差別しないこと
    6. 利用分野に対する制限を設けないこと
    7. 再頒布時に追加ライセンスを必要としないこと
    8. 特定の製品に依存しないこと
    9. 同じ媒体で頒布される他のソフトウェアを制限しないこと
    10. 技術的に中立であること
    となっています。

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