平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問13

デュアルシステムの説明として、最も適切なものはどれか。

 ア  同じ処理を行うシステムを二重に用意し、処理結果を照合することで処理の正しさを確認する。
どちらかのシステムに障害が発生した場合は、縮退運転によって処理を継続する。
 イ  オンライン処理を行う現用系と、バッチ処理などを行いながら待機させる待機系を用意し、現用系に障害が発生した場合は待機系に切り替え、オンライン処理を続行する。
 ウ  待機系に現用系のオンライン処理プログラムをロードして待機させておき、現用系に障害が発生した場合は、即時に待機系に切り替えて処理を続行する。
 エ  プロセッサ、メモリ、チャネル、電源系などを二重に用意しておき、それぞれの装置で片方に障害が発生した場合でも、処理を継続する。


答え ア


解説

 ア  デュアルシステム(dual system)の説明です。
 イ  デュプレックスシステム(duplex system)の説明です。
 ウ  ホットスタンバイ(hot standby)の説明です。
 エ  二重化によるフォールトトレラントシステム(fault tolerant system)の説明です。


キーワード
・マルチプロセッサ構成

キーワードの解説
  • マルチプロセッサ構成(広義)
    複数のCPUを用いてコンピュータ(システム)を構築するのは、性能向上のためと、信頼性向上のためがあり、それぞれの例を挙げると
    • 性能向上のためのマルチプロセッサ構成としては、密結合、疎結合、クラスタ構成など
    • 信頼性向上のためのマルチプロセッサ構成としては、デュアル構成、デュプレックス構成など
    である。

もっと、「マルチプロセッサ構成」について調べてみよう。

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