平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問28

UMLを用いて表した図のデータモデルの解釈のうち、適切なものはどれか。

 ア  事業部以外の部門が、部門を管理できる。
 イ  社員は事業部に所属できる。
 ウ  所属する社員がいない部門が存在する。
 エ  部門は、いずれかの事業部が管理している。


答え イ


解説

 ア  “管理する”は事業部から部門にしか向かっていないので、事業部以外の部門が、部門を管理できません。
 イ  “所属する”は社員から部門に向かっていて、部門は事業部を汎化したものなので、社員は事業部に所属できます。
 ウ  部門から見て社員は“1..*”で1以上なので、所属する社員がいない部門は存在しません。
 エ  部門からみて事業部は“1..*”で0以上なので、事業部が管理していない部門もあります。


キーワード
・UML

キーワードの解説
  • UML(Unified Modeling Language、統一モデリング言語)
    オブジェクト指向のソフトウェアの設計を行うときに作成する、設計資料(図)の統一的な記法のことです。
    UMLで定義されているプログラムの構造図には、クラス図、コンポーネント図、パッケージ図などがあり、プログラムの振る舞い図には、シーケンス図、ユースケース図、状態遷移図、コミュニケーション図などがあります。

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