平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問30

トランザクション処理プログラムが、データベース更新の途中で異常終了した場合、ロールバック処理によってデータベースを復元する。
この時使用する情報はどれか。

 ア  最新のスナップショット情報
 イ  最新のバックアップファイル情報
 ウ  ログファイルの更新後情報
 エ  ログファイルの更新前情報


答え エ


解説
ロールバック処理によってデータベースを復元する時に用いる情報は、トランザクションによるデータベースを更新する前の情報をまとめたログファイルの更新前情報(エ)になります。
ロールバックが戻すのはデータを最後に確定させた直前のチェックポイント時点になります。


キーワード
・ロールバック

キーワードの解説
  • ロールバック(roll back)
    データベースに障害が発生したときに、障害の直前に行ったチェックポイント(データを確定させる処理)まで、データを元に戻す処理のことです。
    元に戻すための情報として、データベースの操作をしたときの記録(ジャーナル)を使用します。
    ジャーナルには、操作前のデータベースの状態を記録する更新前ジャーナルと、操作後の状態を記録する更新後ジャーナルがあります。
    チェックポイントはトランザクション処理の完了後に行われることが一般的です。

もっと、「ロールバック」について調べてみよう。

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