ネットワーク機器の一つであるスイッチングハブ(レイヤー2スイッチ)の機能として、適切なものはどれか。
ア |
LANポートに接続された端末に対して、IPアドレスの動的な割当てを行なう。 |
イ |
受信したパケットを、あて先MACアドレスが存在するLANポートだけに転送する。 |
ウ |
受信したパケットを、すべてのLANポートに転送(ブロードキャスト)する。 |
エ |
受信したパケットを、ネットワーク層で分割(フラグメンテーション)する。 |
答え イ
【解説】
ア |
選択肢にあるようような装置は存在しません。
機能としては、DHCPの説明です。 |
イ |
第2層のイーサネットパケットの制御情報であるあて先MACアドレスで、転送制御を行なうのはスイッチングハブ(レイヤー2スイッチ)である。
同機能の装置としてブリッジがあるが、ブリッジがソフトウェアで転送制御をしているのに対し、スイッチングハブはハードウェアで転送制御を行なっているため処理能力が高い。 |
ウ |
ハブ(リピータハブ)の説明です。 |
エ |
ルータ(レイヤー3スイッチ)の説明です。 |
【キーワード】
・スイッチングハブ
・MACアドレス
【キーワードの解説】
- スイッチングハブ(レイヤー2スイッチ)
受信したデータをOSI参照モデルの第2層(データリンク層)の情報を基に転送制御を行なう、ネットワーク(LAN)の中継装置のことです。
LANの第2層はイーサネット(Ethernet)にあたり、イーサネットパケットで中継のための情報としては「あて先MACアドレス」になります。
- MACアドレス(Media Access Control address)
イーサネットの通信装置にメーカーが付ける固有のIDです。
データ長は48ビットで、同じIDの装置は世の中に1台であることが前提です。
もっと、「スイッチングハブ」について調べてみよう。
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