平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問46

UML2.0において、オブジェクト間の相互作用を時系列に表す図はどれか。

 ア  アクティビティ図  イ  コミュニケーション図
 ウ  シーケンス図  エ  状態遷移図


答え ウ


解説

 ア  アクティビティ図は、振る舞いを表現する図でフローチャートに似た処理の流れを表すために使用します。
 イ  コミュニケーション図(UML1.xでは「コラボレーション図」)は、オブジェクト間のメッセージフローを表し、同時にクラス間に基本となる関連(関係)が存在することを表現します。
 ウ  シーケンス図は、振る舞い図でシステム内の論理的な流れを表すものです。
 エ  状態遷移図は、システムとして複数の状態を持つ場合に、どういった条件で状態が移り変わっていくかを図にしたものです。


キーワード
・UML

キーワードの解説
  • UML(Unified Modeling Language、統一モデリング言語)
    オブジェクト指向のソフトウェアの設計を行うときに作成する、設計資料(図)の統一的な記法のことです。
    UMLで定義されているプログラムの構造図には、クラス図、コンポーネント図、パッケージ図などがあり、プログラムの振る舞い図には、シーケンス図、ユースケース図、状態遷移図、コミュニケーション図などがあります。

もっと、「UML」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ