平成29年 秋期 基本情報技術者 午前 問63

ビッグデータを企業が活用している事例はどれか。

 ア  カスタマセンタへの問合せに対して、登録済みの顧客情報から連絡先を抽出する。
 イ  最重要な取引が公表している財務諸表から、売上利益率を計算する。
 ウ  社内研修の対象者リスト作成で、人事情報から入社10年目の社員を抽出する。
 エ  多種多様なソーシャルメディアの大量な書込みを分析し、商品の改善を行う。


答え エ


解説
ビッグデータ(big data)は通常のデータベースに蓄えられたデータとは桁違いの従来のデータ処理ツールでは処理することが困難な巨大で膨大で複雑なデータの集合のとこであり、選択肢では“多種多様なソーシャルメディアの大量な書込み”がビッグデータに該当し、それを分析して商品の改善に活用するのは、ビッグデータの企業による活用になります。


キーワード
・データマイニング

キーワードの解説
  • データマイニング(data mining)
    販売実績や電話の通話記録、インターネットのアクセス実績、クレジットカードの利用実績などの、企業で蓄積されるデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出す技術のことです。
    データマイニングを行うことで、2つの製品の売上の関係や、気温(天気)と商品の因果関係などを求めて、商品の仕入れや陳列などに生かすことができます。(商品Aを買う人の多くが同時に商品Bを買うことがわかれば、商品AとBは近くに陳列する。最低気温がx℃以上になると商品Cが売れるということがわかれば、天気予報を見て商品Cの仕入れ量を調整する。)

もっと、「データマイニング」について調べてみよう。

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