平成29年 秋期 応用情報技術者 午前 問15

ジョブの多重度が1で、到着順にジョブが実行されるシステムにおいて、表に示す状態のジョブA〜Cを処理するとき、ジョブCが到着してから実行が終了するまでのターンアラウンドタイムは何秒か。
ここで、OSのオーバヘッドは考慮しないものとする。

単位 秒
ジョブ 到着時刻 処理時間
(単独実行時)
A 0 5
B 2 6
C 3 3

 ア  11  イ  12  ウ  13  エ  14


答え ア


解説
ジョブの多重度が1なので、このシステムでは一度に一つのジョブしか処理することはできないので、表のジョブを図に示すと下図のようになる。
 
青い部分がジョブの処理中で、黄色い部分は他のジョブの処理が完了するのを待っていることを示している。
したがって、ジョブCは開始してから3秒後に到着して、14秒後に処理が完了しているので、ターンアラウンドタイムはその差の11秒(ア)である。


キーワード
・ターンアラウンドタイム

キーワードの解説
  • ターンアラウンドタイム(turn around time、TAT)
    システムに処理要求を出してから、結果の出力が終了するまでの時間です。
    通常はデータやコマンド入力が完了してから、結果が出力され、次の処理のデータやコマンドの入力が可能になるまでの時間で計測します。

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