CPUスケジューリングにおけるラウンドロビンスケジューリング方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
自動制御システムなど、リアルタイムシステムのスケジューリングに適している。 |
イ |
タイマー機能のないシステムにおいても、簡単に実現することができる。 |
ウ |
タイムシェアリングシステムのスケジューリングに適している。 |
エ |
タスクに優先順位をつけることによって、容易に実現することができる。 |
答え ウ
【解説】
ア |
リアルタイムシステムでは、処理要求のあったタスク(ジョブ)優先順位に基づいて行うイベントドリブンのスケジューリングで行われます。 |
イ |
ラウンドロビンでは時間(タイマーの割込み)で処理するジョブを切り替えるので、タイマー機能が必要です。 |
ウ |
タイムシェアリングシステムとはタイムクォンタムという時間で処理を区切ってスケジューリングを行うので、ラウンドロビンが適しています。 |
エ |
タスクに優先順位をつけ、優先度の高いタスクから処理するのはリアルタイムシステムで使われているイベントドリブンのスケジューリングです。 |
【キーワード】
・ラウンドロビンスケジューリング
【キーワードの解説】
- ラウンドロビンスケジューリング
マルチタスク(マルチプロセス)環境で、CPUで処理する各タスク(プロセス)の切り替えを制御する方法です。
優先度に関係なくタスクを待ち行列(キュー)をして、処理に時間のかかるものは処理途中で処理を中断して待ち行列の最後に加えて、処理を順に行っていきます。
もっと、「ラウンドロビンスケジューリング」について調べてみよう。
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