平成29年 秋期 ITサービスマネージャ 午前II 問12

ITIL 2011 editionのインシデント管理において、インシデント・モデルを定義しておくことによって得られるメリットはどれか。

 ア  インシデント管理プロセス及びその運用の効率性と有効性を判断するための基準を明確にできる。
 イ  過去のインシデントについて、履歴、カテゴリ、及び解決するために取られた処置を容易に参照できる。
 ウ  繰り返し発生するインシデントを、事前に定義した経路で、事前に定義した時間枠内に対応できる。
 エ  根本原因が判明していない問題に対する解決策を提供できる。


答え ウ


解説
インシデントが発生したときの処置をあらかじめ決めておく、インシデントモデルを定義することで、実際に発生したインシデントが発生を事前に定義した経路で、事前に定義した期間内に処理することが可能になります。


キーワード
・インシデント管理

キーワードの解説
  • インシデント管理
    サービス中断につながるインシデント(事故、障害)の発生から対策、解決までの流れを管理することです。
    ITIL(Information Technology Infrastructure Library)では、インシデント管理で行うのは暫定的な対応までで、恒久的な問題解決は問題管理プロセスで行います。
    インシデント管理の目的はシステムの復旧で、提供するサービスへの影響を最小限にすることです。

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