平成29年 秋期 情報セキュリティマネジメント 午前 問26

ルート認証局についての記述はどれか。

 ア  UNIX系のOSにおいて、rootアカウントの権限レベルでプログラムを実行するために利用者が使用する。
 イ  上位の認証局が発行した証明書によって、自らの認証局としての正当性を示す。
 ウ  信頼される第三者機関として、認証局運用規程を公開している。
 エ  ハッカーが侵入の痕跡を隠蔽して、コンピュータやネットワークに対する管理者レベルのアクセス権限を得るために使用される。


答え ウ


解説
ルート認証局は、デジタル証明書の認証局の種類の一つで、上位の認証局による認証を受けず、自分の正当性を自ら証明する認証局で、認証局の運用手順を定めています。
デジタル証明書を利用するときは、その証明書が信頼できるものかを認証局に確認し、その認証局が信頼できるかは認証局のデジタル証明書で確認しと行い、最終的にはWebブラウザなどに組み込まれているルート認証局のデジタル証明書で証明を確認します。


キーワード
・ルート認証局

キーワードの解説
  • ルート認証局(ルートCA、root certificate authority)
    デジタル証明書の認証局の種類の一つで、上位の認証局による認証を受けず、自分の正当性を自ら証明する認証局で、自らを認証する証明書をルート証明書といいます。
    通常、Webブラウザなどデジタル証明書を利用するソフトウェアには、ソフトウェアの発行元によりユーザーが信頼できるルート認証局の証明書が同梱されています。

もっと、「ルート認証局」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ