平成29年 秋期 情報セキュリティマネジメント 午前 問46

コンピュータの能力の向上によって、限られたデータ量を分析する時代から、Volume(量)、Variety(多様性)、Velocity(速度)の三つのVの特徴を持つビッグデータを分析する時代となった。
この時代の変化によって生じたデータ処理の変化について記述しているものはどれか。

 ア  コストとスピードを犠牲にしても、原因と結果の関係に力を注ぐようになった。
 イ  ビッグデータ中から対象データを無作為抽出することによって予測精度を高めるようになった。
 ウ  分析対象のデータの精度を高めるクレンジングに力を注ぐようになった。
 エ  膨大なデータを処理することで、パターンを発見することに力を注ぐようになった。


答え エ


解説
ビッグデータの活用例としては、大量のデータから統計学的手法などを用いて新たな知識(傾向やパターン)に見つけ出し、それをビジネスに生かすことで新しい事業や売り上げの増加などを目指します。


キーワード
・データマイニング

キーワードの解説
  • データマイニング(data mining)
    販売実績や電話の通話記録、インターネットのアクセス実績、クレジットカードの利用実績などの、企業で蓄積されるデータを解析して、その中にある因果関係などを導き出す技術のことです。
    データマイニングを行うことで、2つの製品の売上の関係や、気温(天気)と商品の因果関係などを求めて、商品の仕入れや陳列などに生かすことができます。(商品Aを買う人の多くが同時に商品Bを買うことがわかれば、商品AとBは近くに陳列する。最低気温がx℃以上になると商品Cが売れるということがわかれば、天気予報を見て商品Cの仕入れ量を調整する。)

もっと、「データマイニング」について調べてみよう。

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