平成29年 春期 基本情報技術者 午前 問1

集合A B C を使った等式のうち、集合A B C の内容によらず常に成立する等式はどれか。
ここで、∪は和集合、∩は積集合を示す。

 ア  (A B )∩(A C )=B ∩(A C )
 イ  (A B )∩C =(A C )∩(B C )
 ウ  (A B )∪(B A )=(A B )∪(B C )
 エ  (A C )∪(B C )=(A B )∩C


答え エ


解説
集合の分配の法則
 A ∪(B C )=(A C )∩(B C )
 A ∩(B C )=(A C )∪(B C )
を使うと、この関係が成立しているのは
 (A C )∪(B C )=(A B )∩C
(エ)になります。


キーワード
・集合

キーワードの解説
  • 集合
    ここでいう『集合』は数学的な意味で、幾つかのものの集まりのことを集合という。
    集合は、その条件に合う要素が1つの場合でも集合と呼ぶ。また、1つも条件に合うようそがないときは空集合と呼ぶ。(数学的な意味でない集合とは少し異なる。)
    ある集合に対し、それに属していないものの集合を補集合といい。2つの集合で一方が他方をすべて含まれてしまう場合、部分集合という。
    また、2つの集合の共通部分(集合)を積集合、2つの集合を合わせたものを和集合という。

もっと、「集合」について調べてみよう。

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