平成29年 春期 基本情報技術者 午前 問8

動作クロック周波数が700MHzのCPUで、命令の実行に必要なクロック数及びその命令の出現率が表に示す値である場合、このCPUの性能は何MIPSか。

命令の種別 命令実行に必要なクロック数 出現率(%)
レジスタ間演算 4 30
メモリ・レジスタ間演算 8 60
無条件分岐 10 10

 ア  10  イ  50  ウ  70  エ  100


答え エ


解説
1命令の処理に必要なクロック数は
 4クロック×30% + 8クロック×60% + 10クロック×10% = 7クロック
であり、このCPUは700MIPSなので、1秒間に実行可能な命令数は
 700MHz÷7クロック = 100百万命令 = 100MIPS
(エ)である。


キーワード
・MIPS

キーワードの解説
  • MIPS(Million Instructions Per Second)
    コンピュータの性能を示す指標の一つで1秒間に何百万命令を処理できるかを表している。
    CPUによって命令体系が異なっていることや、メモリ構成や計測するプログラムでも値が大きく異なるので、MIPSを使って性能の比較を行う場合には、同一シリーズのCPUで同じメモリ構成、同じプログラムと環境を合わせる必要がある。

もっと、「MIPS」について調べてみよう。

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