平成29年 春期 基本情報技術者 午前 問17

図の送信タスクから受信タスクにT 秒間連続してデータを送信する。
1秒当たりの送信量をS 、1秒当たりの受信量をR としたとき、バッファがオーバフローしないバッファサイズL を表す関係式として適切なものはどれか。
ここで、受信タスクよりも送信タスクの方が転送速度は速く、次の転送開始までの時間間隔は十分にあるものとする。

 ア  L <(R - S T  イ  L <(S - R T
 ウ  L ≥(R - S T  エ  L ≥(S - R T


答え エ


解説
1秒当たりの送信量をS 、1秒当たりの受信量をR なので、1秒間にバッファに蓄積されるデータ量は
 S - R
になり、送信はT 秒間連続して行われるので、バッファに蓄積されるデータの量は
 (S - R T
であり、バッファのサイズL はこれ以上であればいいので
 L ≥(S - R T
(エ)になる。


キーワード
・バッファオーバフロー

キーワードの解説
  • バッファオーバフロー(buffer over flow)
    ソフトウェアが情報を格納するためのメモリ上の領域をバッファといい、あらかじめバッファ用に確保したメモリ領域以上のデータを格納することをバッファオーバフローといいます。
    バッファオーバフローが発生するとメモリ上の不正な位置(アドレス)にデータを格納してしまうため、ソフトウェアが誤動作することがあります。

もっと、「バッファオーバフロー」について調べてみよう。

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