平成30年 秋期 基本情報技術者 午前 問10

割込み処理の終了後に、割込みによって中断された処理を割り込まれた場所から再開するために、割込み発生時にプロセッサが保存するものはどれか。

 ア  インデックスレジスタ  イ  データレジスタ
 ウ  プログラムカウンタ  エ  命令レジスタ


答え ウ


解説
割込み処理の終了後に、割込みによって中断された処理を割り込まれた場所から再開するためには、中断したときのプログラムの実行場所(アドレス)を格納しているプログラムカウンタ(ウ)を記憶しておく必要があります。
割込みが発生すると、割込み処理が終了した後に中断前の処理を再開するのに必要なレジスタの情報をスタックに退避させ、割込み処理を行います。
割込み処理が終了したら、レジスタをスタックから中断前の状態に戻して処理を再開します。


キーワード
・割込み

キーワードの解説
  • 割込み(interrupt)
    CPUが、CPU内部からや周辺機器(部品)から受け付ける要求の一種であり、CPUは割込み要求によって現在の処理を中断して、要求に沿った処理を行う。
    割込みにはCPUの内部的な原因の内部割込みと、CPU外部からの信号による外部割込みがある。
    割込みを使用する目的は、まれにしか発生しない要求を常時監視すると効率が悪いので、こういった要求を割り込みにする場合や、CPUの誤った使い方によってCPUが暴走するのを防ぐため(例外)、定期的に行う処理を確実に行うためなどがある。

もっと、「割込み」について調べてみよう。

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