商品検索と発注入力を行うWebシステムについて、時間帯別のトランザクション数を表1に、TPS(Transaction Per Second)と必要なCPU数の関係を表2に示す。
このWebシステムに必要かつ十分なCPU数は幾つか。
ここで、OSのオーバヘッドなどの処理については無視でき、トランザクションはそれぞれの時間帯の中で均等に発生するものとする。
表1 時間帯別トランザクション数
9: 00〜10: 00
11: 00〜12: 00
13: 00〜14: 00
商品検索
12,000
43,200
21,600
発注入力
7,200
21,600
14,400
表2 TPSと必要なCPU数の関係
10TPS未満
10TPS以上 20TPS未満
20TPS以上 30TPS未満
30TPS以上 40TPS未満
必要なCPU数
1
2
3
4
答え イ
【解説 】
このシステムで処理するトランザクションは商品検索と発注入力であり、表1から最もトランザクション数が多い時間帯は11: 00〜12: 00の64,800件(=43,200+21,600)である。
11: 00〜12: 00の1時間に64,800件なので1秒間に処理するトランザクション数(TPS)を求めると
64,800件/H÷3,600秒 = 18件/秒(TPS)
であり、表2から必要なCPU数を求めると2個 (イ)になる。
【キーワード 】
・トランザクション処理
【キーワードの解説 】
トランザクション処理
トランザクション(transaction)とは関連する複数の処理を一連の一つの処理としてまとめたもののことです。
金融機関の入出金処理などが代表例です。
トランザクションとしてまとめられた処理は、処理の途中で中断することはなく、連続して処理するのが普通です。
もっと、「トランザクション処理」について調べてみよう。
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