図のような2台のレイヤー2スイッチ、1台のルータ、4台の端末からなるIPネットワークで、端末Aから端末Cに通信を行う際に、送付されるパケットのあて先IPアドレスである端末CのIPアドレスと、端末CのMACアドレスとを対応付けるものはどの機器か。
ここで、ルータZにおいてプロキシARPは設定されていないものとする。
答え イ
【解説】
端末Aから端末Cに送信されるパケットのIPアドレスは端末Cであるが、MACフレームはルータを超えて直接通信できないため、MACアドレスは中継を行うルータZのものになる。
ルータZは端末AからのMACフレームを受信したら、IPパケットのあて先IPアドレスから、端末CのMACアドレスをARPを使って調べ、MACアドレスを設定する。(ルータZのARPテーブルに端末Cのレコードがあればそれをセットする。)
- 端末Aがセットする情報
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
端末C |
端末A |
ルータZ |
端末A |
- ルータZがセットする情報
あて先IPアドレス |
送信元IPアドレス |
あて先MACアドレス |
送信元MACアドレス |
端末C |
端末A |
端末C |
ルータZ |