平成30年 秋期 システムアーキテクト 午前II 問20

ITインフラストラクチャのキャパシティプランニングの目的として、最も適切なものはどれか。

 ア  現行業務の業務負荷から新業務導入時の業務負荷を予測することによって、最適なパフォーマンスを実現する要員数を明確化する。
 イ  情報セキュリティリスクが顕在化した時に適切な対応を取ることを目的として、対応方針と対策を策定した後、サーバに必要な機能をインストールする。
 ウ  将来導入が予定されている24時間365日稼働の実現に向けて、故障時に待機系への切り替えが必要なサーバとそのスペックを明確化する。
 エ  必要となるリソースを適切なタイミングで増強することによって、適正なコストでパフォーマンスのサービスを提供する。


答え エ


解説

 ア  現行業務の業務負荷から新業務導入時の業務負荷を予測することによって、最適なパフォーマンスを実現する要員数を明確化するのは、要員計画です。
 イ  情報セキュリティリスクが顕在化した時に適切な対応を取ることを目的として、対応方針と対策を策定した後、サーバに必要な機能をインストールするのは、リスク対応計画です。
 ウ  将来導入が予定されている24時間365日稼働の実現に向けて、故障時に待機系への切り替えが必要なサーバとそのスペックを明確化するのは、システム障害対応計画です。
 エ  必要となるリソースを適切なタイミングで増強することによって、適正なコストでパフォーマンスのサービスを提供するのは、キャパシティプランニングです。


キーワード
・キャパシティプランニング

キーワードの解説
  • キャパシティプランニング(capacity planning)
    計画中、開発中、稼働中のITシステムに求められるサービスの需要やサービスレベルからシステムリソースの処理能力などを見積もり、最適なシステム構成を計画することです。

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