クラスDのIPアドレス(224.0.0.0〜239.255.255.255)に関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
DHCPサーバが見つからないときの自動設定アドレスに使用される。 |
イ |
IETFでの実験用アドレスとして予約されており、一般には使用されない。 |
ウ |
UDPなどを用いるマルチキャスト通信で使用される。 |
エ |
小規模なネットワークでプライベートアドレスとして使用される。 |
答え ウ
【解説】
ア |
DHCPサーバが見つからないときの自動設定アドレスに使用されるのは、リンクローカルアドレスです。 |
イ |
IETFでの実験用アドレスとして予約されており、一般には使用されないのは、クラスEです。 |
ウ |
UDPなどを用いるマルチキャスト通信で使用されるのは、クラスDです。 |
エ |
小規模なネットワークでプライベートアドレスとして使用されるのは、クラスCです。 |
【キーワード】
・アドレスクラス
【キーワードの解説】
- アドレスクラス(address class)
アドレスクラスと利用者のネットワークの規模に応じて、IPアドレスの割り振りを行うための考え方です。
規模により、クラスA〜クラスEがあります。
クラス |
第1オクテット |
第2オクテット |
第3オクテット |
第4オクテット |
A |
0 |
ネットワークアドレス |
ホストアドレス |
B |
1 |
0 |
ネットワークアドレス |
ホストアドレス |
C |
1 |
1 |
0 |
ネットワークアドレス |
ホストアドレス |
D |
1 |
1 |
1 |
0 |
マルチキャスト用 |
E |
1 |
1 |
1 |
1 |
研究用 |
クラスAの場合、第1オクテット(上位8ビット)が指定されたIPアドレスを取得し、第2〜第4オクテット(下位24ビット)はネットワーク管理者が管理することになります。
もっと、「アドレスクラス」について調べてみよう。
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