プロジェクトにおけるリスクには、マイナスのリスクとプラスのリスクがある。
スケジュールに関するリスク対策のうち、プラスのリスクへの対応策に該当するものはどれか。
ア |
インフルエンザで要員が勤務できなくならないように、インフルエンザが流行する前にメンバー全員に予防接種を受けさせる。 |
イ |
スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき、プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮する。 |
ウ |
突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて、事前に交代要員を確保する。 |
エ |
納期遅延の違約金の支払いに備えて、損害保険に加入する。 |
答え イ
【解説】
ア |
インフルエンザで要員が勤務できなくならないように、インフルエンザが流行する前にメンバー全員に予防接種を受けさせるのは、マイナスのリスクへの対応策です。 |
イ |
スケジュールを前倒しすると全体のコストを下げられるとき、プログラム作成を並行して作業することによって全体の期間を短縮するのは、プラスのリスクへの対応策です。 |
ウ |
突発的な要員の離脱によるスケジュールの遅れに備えて、事前に交代要員を確保するのは、マイナスのリスクへの対応策です。 |
エ |
納期遅延の違約金の支払いに備えて、損害保険に加入するのは、マイナスのリスクへの対応策です。 |
【キーワード】
・リスクマネジメント
【キーワードの解説】
- リスクマネジメント(risk management)
発生(顕在化)する恐れのあるリスク(不確実性)を把握、特定し、そのリスクの発生頻度と影響度から評価を行い、対策を講じることです。
リスクには良いほうに影響する場合のプラスのリスクと、悪いほうに影響するマイナスのリスクがあり、それぞれの対策には
- プラスのリスク
- 活用:リスクが顕在化しやすいようにします。
- 共有:同じリスクを他の場合でも保有するようにします。
- 強化:リスクが顕在化したときの影響が大きくなるようにします。
- 保有:何もせず、発生したリスクを受け入れる。
- マイナスのリスク
- 移転:リスクが発生した場合の責任所在を他者に移す。
- 回避:リスクのある事業から撤退する。
- 低減:リスクが発生しても被害が少なくなるような対策を取る。
- 保有:何もせず、発生したリスクを受け入れる。
があります。
もっと、「リスクマネジメント」について調べてみよう。
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