ある整数値を、負数を2の補数で表現する2進数表記法で表すと最下位2ビットは“11”であった。
10進数表記法の下で、その整数値を4で割ったときのあまりに関する記述として、適切なものはどれか。
ここで、除算の商は、絶対値の小数点以下を切り捨てるものとする。
| ア | その整数値が正ならば3 |
| イ | その整数値が負ならば-3 |
| ウ | その整数値が負ならば3 |
| エ | その整数値の正負にかかわらず0 |
答え ア
【解説】
最下位2ビットが“11”の正の整数は、3、7、11、15、19、23…で、これを4で割ると余りは3になります。(ア)
また、最下位2ビットが“11”の負の整数は、-1、-5、-9、-13、-17、-21…で、これを4で割ると余りは3または-1になります。
【キーワード】
・2の補数
- 2の補数
2の補数はコンピュータの世界で負の数を表現として使われる方法です。
負の数を2の補数で表現する場合は、その数字の絶対値を2進数に変換し、その2進数の各けたの0・1を反転させ、それに1を加えることで求めることができます。
負の数から、その絶対値を求めるのも手順は同じです。
2の補数の場合、最上位ビットは符号になります。0ならば正の数、1ならば負の数です。
2の補数を使用するメリットは、加算処理で正・負を考えずに計算きることです。
もっと、「2の補数」について調べてみよう。
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