あるソフトウエアにおいて、機能の個数と機能の複雑度に対する重み付け係数は表のとおりである。
このソフトウェアのファンクションポイントは幾らか。
ここで、ソフトウェア全体の複雑度の補正係数は0.75とする。
ユーザインタフェース |
個数 |
重み付け係数 |
外部入力 |
1 |
4 |
外部出力 |
2 |
5 |
内部論理ファイル |
1 |
10 |
答え ア
【解説】
ファンクションポイント値を求める計算式は
Σ{(ファンクションタイプ毎の)個数×重み付け係数}×(複雑さの補正係数)
になります。
問題のプログラムのファンクションポイント値を計算すると
- 外部入力 = 1×4 = 4
- 外部出力 = 2×5 = 10
- 内部論理ファイル = 1×10 = 10
になり、複雑さの補正係数は0 .75なので
ファンクションポイント値 = (4 + 10 + 10)×0 .75 = 18
(ア)になります。
【キーワード】
・ファンクションポイント法
・ファンクションポイント値
【キーワードの解説】
- ファンクションポイント法
ファンクションポイント法とは、ソフトウェアの規模を表すための尺度のことで、主にソフトウェアの外部仕様から見て規模を見積もるときに使います。
具体的には、開発するソフトウェアの画面は何種類か、アクセスするファイルの種類・数、印刷する帳票の種類などから、ソフトウェアの機能の量を求めて、各機能の開発にどの程度かかるか(重み付け係数)を考慮して、開発するソフトウェアの見積りを行います。
ファンクションポイント法の問題は重み付け係数が各社(者)各様の経験で決まってしまうことと、新しい分野には適用できないことでしょうか。
- ファンクションポイント値
ファンクションポイント値はファンクションポイント法で求めた、ソフトウェアの規模のことです。
もっと、「ファンクションポイント」について調べてみよう。
戻る
一覧へ
次へ
|