平成30年 春期 基本情報技術者 午前 問55

ITサービスマネジメントにおける問題管理で実施する活動のうち、事前予防的な活動はどれか。

 ア  インシデントの発生傾向を分析して、将来のインシデントを予防する方策を提案する。
 イ  検出して記録した問題を分類して、対応の優先順位を設定する。
 ウ  重大な問題に対する解決策の有効性を評価する。
 エ  問題解決後の一定期間、インシデントの再発の有無を監視する。


答え ア


解説
問題管理は、発生したインシデントの根本的な対策と、インシデントの発生の予防を行うプロセスで、

 ア  インシデントの発生傾向を分析して、将来のインシデントを予防する方策を提案するのは、予防になります。
 イ  検出して記録した問題を分類して、対応の優先順位を設定するのは、発生したインシデントの対策になります。
 ウ  重大な問題に対する解決策の有効性を評価するのは、発生したインシデントの対策になります。
 エ  問題解決後の一定期間、インシデントの再発の有無を監視するのは、発生したインシデントの対策になります。


キーワード
・インシデント

キーワードの解説
  • インシデント(incident)
    ITIL(Information Technology Infrastructure Library)ではインシデントは「サービスの中断又はサービス品質の低下を引き起こす、あるいは引き起こす場合がある、サービスの標準オペレーションに含まれていないあらゆるイベント」と定義されています。
    医療や航空・鉄道などで使用する“ヒヤリ・ハット”とは意味が異なります。

もっと、「インシデント」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ