平成30年 春期 応用情報技術者 午前 問13

PCをシンクライアント端末として利用する際の特徴として、適切なものはどれか。

 ア  アプリケーションに加えてデータもクライアント端末にインストールされるので、効率的に利用できるが、PCの盗難などによる情報の漏えいリスクがある。
 イ  クライアント端末にサーバ機能を導入して持ち運べるようにしたものであり、導入したサーバ機能をいつでも利用することができる。
 ウ  クライアント端末の機器を交換する場合、アプリケーションやデータのインストール作業を軽減することができる。
 エ  必要なアプリケーションをクライアント端末にインストールしているので、サーバに接続できない環境でもアプリケーションを利用することができる。


答え ウ


解説
シンクライアントシステムでは端末(PC、クライアント)にはアプリケーションをインストールしたり、データを保存することはなく、サーバへの接続機能のみをもたせます。
そのため、アプリケーションのバージョン管理やデータの管理、共有などがようになります。
また、クライアント端末の機器を交換する場合、アプリケーションやデータのインストール作業を軽減することができます。(ウ)


キーワード
・シンクライアントシステム

キーワードの解説
  • シンクライアントシステム(thin client system)
    利用者が使用する端末には必要最小限の処理を行わせ、処理のほとんどをサーバ側で集中的に行うシステムです。
    データをサーバで集中管理することで、情報の共有が容易に行えたり、端末の置忘れなどによる情報漏洩を防ぐことが可能です。
    また、アプリケーションをサーバで集中管理することで、バージョン管理が容易になり、危険なツールのインストールを防ぐことが可能になります。

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