平成30年 春期 応用情報技術者 午前 問63

定性的な評価項目を定量化するために評価点を与える方法がある。
表に示す4段階評価を用いた場合、重み及び判定内容から評価されるシステム全体の目標達成度は何%となるか。

評価項目 重み 判定内容
省力化効果
期間の短縮
情報の統合化
5
8
12
予定通りの効果があった
従来と変わらない
部分的には改善された
4段階評価点 3:予定通り
1:部分改善
2:ほぼ予定通り
0:変わらず

 ア  27  イ  36  ウ  43  エ  52


答え イ


解説
すべての評価項目が予定通りの効果があった時のスコアは
 (5 + 8 + 12)×3 = 75 …(1)
であり、現在の判定条件からスコアを算出すると
 5×3 + 8×0 + 12×1 = 27 …(2)
である。
(1)(2)から達成度を算出すると
 27÷75 = 0.36 = 36%
(イ)である。


キーワード
・スコアリングモデル

キーワードの解説
  • スコアリングモデル(scoring model)
    評価する項目に重み付けを行い、各項目を点による評価をして、重みと評価点の積和を求めることで、定量的な評価を行う手法です。
    企業が新しい取引先を評価するときなどはスコアリングモデルを利用することが多いです。

もっと、「スコアリングモデル」について調べてみよう。

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