スレッドとプロセスに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
スレッドとプロセスは同一のアドレス空間で実行され、スレッドとプロセスの間でコンテキストの切り替えが高速に行われる。 |
イ |
スレッドはプロセスのサブルーチンとして、プロセスとは別のアドレス空間で実行される。 |
ウ |
同一アドレス空間に含まれている各スレッドは、プロセスと共通のスタックコンテキストをもつ。 |
エ |
同一アドレス空間に含まれているスレッド間の通信は、プロセス間の通信と比較して効率的に行われる。 |
答え エ
【解説】
ア |
スレッドとプロセスは異なったアドレス空間で実行されます。 |
イ |
スレッドはプロセスのサブルーチンとして、プロセスとは同一のアドレス空間で実行されます。 |
ウ |
同一アドレス空間に含まれている各スレッドは、プロセスとは別のスタックコンテキストをもちます。 |
エ |
同一アドレス空間に含まれているスレッド間の通信は、プロセス間の通信と比較して効率的に行われます。 |
【キーワード】
・スレッド
・プロセス
【キーワードの解説】
- スレッド(thread)
CPU利用の単位で、プロセスに比べて、プログラムを実行するときのコンテキスト情報が最小で済むので切り替えが速くなる特徴があります。
- プロセス(process)
プログラムの実行単位で、実行コードとデータはともにメモリー上にあり、CPUによって逐次取り出されて実行されます。
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