PMBOKガイド第5版のプロジェクト・リスク・マネジメントにおけるリスク対応戦略の適用に関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
強化は、マイナスのリスクに対して使用される戦略である。 |
イ |
共有は、プラスのリスクとマイナスのリスクのどちらにも使用される戦略である。 |
ウ |
受容は、プラスのリスクとマイナスのリスクのどちらにも使用される戦略である。 |
エ |
転嫁は、プラスのリスクに対して使用される戦略である。 |
答え ウ
【解説】
ア |
リスクマネジメントの強化は、プラスのリスクで使用されます。 |
イ |
リスクマネジメントの共有は、プラスのリスクで使用されます。 |
ウ |
リスクマネジメントの受容(保有)は、プラスとマイナスのどちらでも使用されます。 |
エ |
リスクマネジメントの転嫁は、マイナスのリスクで使用されます。 |
【キーワード】
・リスクマネジメント
【キーワードの解説】
- リスクマネジメント(risk management)
発生(顕在化)する恐れのあるリスク(不確実性)を把握、特定し、そのリスクの発生頻度と影響度から評価を行い、対策を講じることです。
リスクには良いほうに影響する場合のプラスのリスクと、悪いほうに影響するマイナスのリスクがあり、それぞれの対策には
- プラスのリスク
- 活用:リスクが顕在化しやすいようにします。
- 共有:同じリスクを他の場合でも保有するようにします。
- 強化:リスクが顕在化したときの影響が大きくなるようにします。
- 保有:何もせず、発生したリスクを受け入れる。
- マイナスのリスク
- 移転:リスクが発生した場合の責任所在を他者に移す。
- 回避:リスクのある事業から撤退する。
- 低減:リスクが発生しても被害が少なくなるような対策を取る。
- 保有:何もせず、発生したリスクを受け入れる。
があります。
もっと、「リスクマネジメント」について調べてみよう。
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