内閣は、2015年9月にサイバーセキュリティ戦略を定め、その目的達成のための施策の立案及び実施に当たって、五つの基本原則に従うべきとした。
その基本原則に含まれるものはどれか。
ア |
サイバー空間が一部の主体に占有されることがあってはならず、常に参加を求める者に開かれたものでなければならない。 |
イ |
サイバー空間上の脅威は、国を挙げて対処すべき課題であり、サイバー空間における秩序維持は国家が全て代替することが適切である。 |
ウ |
サイバー空間においては、安全確保のために、発信された情報を全て検閲すべきである。 |
エ |
サイバー空間においては、情報の自由な流通を尊重し、法令を含むルールや規範を適用してはならない。 |
答え ア
【解説】
サイバーセキュリティ戦略の基本原則は
- 情報の自由な流通の確保
サイバー空間発展の基盤として、情報の自由な流通が保証された空間を維持
- 法の支配
実空間と同様にサイバー空間に対しても「ルールや規範」の適用を徹底
- 開放性
常に参加を求める者に開かれ、新たな価値を生み出す空間として保持
- 自立性
各者の主体的な行動により、悪意ある行動を抑止する自律的メカニズムを推進
- 多様な主体の連携
様々な主体の適切な連携関係構築とダイナミックな対処策実現
となっています。
【キーワード】
・サイバーセキュリティ戦略
【キーワードの解説】
- サイバーセキュリティ戦略
サイバーセキュリティ基本法に基づいて策定された 「自由、公正かつ安全なサイバー空間」を創出・発展させ、もって 「経済社会の活力の向上及び持続的発展」「国民が安全で安心して暮らせる社会の実現」「国際社会の平和・安定及び我が国の安全保障」 に寄与を目的としています。
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