2019年 秋期 基本情報技術者 午前 問30

10Mビット/秒の回線で接続された端末間で、平均1Mバイトのファイルを、10秒ごとに転送するときの回線利用率は何%か。
ここで、ファイル転送時には、転送量の20%が制御情報として付加されるものとし、1Mビット = 106ビットとする。

 ア  1.2  イ  6.4  ウ  8.0  エ  9.6


答え エ


解説
1Mバイトのファイルを転送するとき20%の制御情報が負荷されるので、実際に転送されるデータ量は1.2バイトになる。
1.2バイトは9.6Mビットであり、これを10Mビット/秒の回線で10秒ごとに転送するので回線利用率は
 9.6Mビット÷(10Mビット/秒×10秒) = 0.096 = 9.6%
(エ)になる。


キーワード
・回線利用率

キーワードの解説
  • 回線利用率
    回線利用率はネットワークの回線の混雑度を示す値であり、
     単位時間当りの通信のデータ量÷使用している回線の通信能力
    の式で求めることができる。
    通常、回線利用率としては60%が目安と言われています。
    LANの場合、昔の同軸ケーブルの10Base-5では回線利用率が30%を超えるとエラー(衝突)が多くなり、性能がどんどん落ちてしまいました。

もっと、「回線利用率」について調べてみよう。

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