2019年 秋期 基本情報技術者 午前 問70

“かんばん方式”を説明したものはどれか。

 ア  各作業の効率を向上させるために、仕様が統一された部品、半製品を調達する。
 イ  効率よく部品調達を行うために、関連会社から部品を調達する。
 ウ  中間在庫を極力減らすために、生産ラインにおいて、後工程が自工程の生産に合わせて、必要な部品を前工程から調達する。
 エ  より品質の高い部品を調達するために、部品の納入指定業者を複数定め、競争入札で部品を調達する。


答え ウ


解説
“かんばん方式”はジャストインタイム(Just In Time、JIT)のことで『必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産する』ことです。
“かんばん方式”では、生産ラインにおいて、後工程が自工程の生産に合わせて、必要な部品を前工程から調達することで、中間在庫を極力減らし、在庫コストを減らし、キャッシュフローの改善を実現します。


キーワード
・ジャストインタイム

キーワードの解説
  • ジャストインタイム(Just In Time、JIT)
    トヨタ自動車のカンバン方式とも言われる『必要な物を、必要なときに、必要な量だけ生産する』ことです。
    ジャストインタイムの目的は製造工程の中間生成物(仕掛在庫)の量を最小限にすることです。
    製造に多くの工程を必要とする製品は注文を受けてから出荷までの期間を短くするために見込み生産を行うが、見込み生産の量が大きいと仕掛在庫量が増えキャッシュフローが悪化するため、最小限にすることを目指します。

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