ジョブ群と実行の条件が次のとおりであるとき、一時ファイルを作成する磁気ディスクに必要な容量は最低何Mバイトか。
[ジョブ群]
| [実行の条件] | |
| (1) | ジョブの実行多重度を2とする。 |
| (2) | 各ジョブの処理時間は同一であり、他のジョブの影響度は受けない。 |
| (3) | 各ジョブは開始時に50Mバイトの一時ファイルを新たに作る。 |
| (4) |  の関係があれば、ジョブXの開始時に作成した一時ファイルは、直後のジョブYで参照し、ジョブYは終了時にその一時ファイルを削除する。直後のジョブが複数ある場合には、最初に生起されるジョブだけが先行のジョブの一時ファイルを参照する。 |
| (5) |  はジョブXの終了時に、ジョブY、ZのようにジョブXと矢印で結ばれる全てのジョブが、上から記述された順に優先して生起されることを占める。 |
| (6) |  は先行するジョブX、Y両方が終了したときにジョブZが生起されることを示す。 |
| (7) | ジョブの生起と実行待ち行列への追加を意味し、各ジョブは待ち行列の順に実行される。 |
| (8) | OSのオーバヘッドは考慮しない。 |
| ア | 100 | イ | 150 | ウ | 200 | エ | 250 |
答え ウ
【解説】
処理の順を追って磁気ディスクの使用量を考える。
- ジョブAが実行される。(一時ファイル50Mバイト)
- ジョブAが終了し、ジョブBとCが生起される。ジョブ多重度が2なのでジョブBとCは同時に処理される。(一時ファイル150Mバイト)
- ジョブBとCが終了し、ジョブAの一時ファイルが削除され、ジョブDとEが生起される。(一時ファイル200Mバイト)
- ジョブDとEが終了し、ジョブBとCの一時ファイルが削除され、ジョブFが生起される。(一時ファイル150Mバイト)
【キーワード】
・ジョブ多重度
- ジョブ多重度
同時に処理できるジョブの数の事。
CPU(処理系)が一つのコンピュータシステムではジョブ多重度は1である。
もっと、「ジョブ多重度」について調べてみよう。
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