図のような関係データベースの“注文”表と“注文明細”表がある。
“注文”表の行を削除すると、対応する“注文明細”表の行が、自動的に削除されるようにしたい。
SQL文のON DELETE句に指定する語句はどれか。
ここで、図中の実線の下線は主キーを、破線の下線は外部キーを表す。
ア |
CASCADE |
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イ |
INTERSECT |
ウ |
RESTRICT |
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エ |
UNIQUE |
答え ア
【解説】
ア |
CASCADEは、参照先のデータの更新や削除に伴って、対応する参照元のレコードを削除するための指定です。 |
イ |
INTERSECTは、複数の表から両方に存在するレコードを抽出する操作です。 |
ウ |
RESTRICTは、参照制約性が失われるような操作(更新や削除)の要求を禁止する指定です。 |
エ |
UNIQUEは、データベースにデータを更新、追加する時に項目(列)の値を一意(ユニーク)にするための要求です。 |
【キーワード】
・参照制約
【キーワードの解説】
- 参照制約
データベースで表のレコードの追加や削除、変更を行うときは、他の表との参照関係について確認する必要があります。
外部キーとして他の表のデータ項目を参照する場合、レコードの追加を行うときは、外部キーが存在することを確認する必要があります。
また、外部キーとして参照されている場合、削除や変更を行うときは、参照している表に不整合が発生しないようにする必要があります。
もっと、「参照制約」について調べてみよう。
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