2019年 秋期 応用情報技術者 午前 問71

RPA(Robotic Process Automation)の説明はどれか。

 ア  ホワイトカラーの単純な間接作業を、ルールエンジンや認知技術などを活用して代行するソフトウェア
 イ  自動制御によって、対象物をつかみ、動かす機械や、自動的に移動できる機能を有し、また、各種の作業をプログラムによって実行できる産業ロボット
 ウ  車両の状態や周囲の環境を認識し、利用者が行き先を指名するだけで自律的な走行を可能とするレーダ、GPS、カメラなどの自動運転関連機器
 エ  人の生活と同じ空間で安全性を確保しながら、食事、清掃、移動、コミュニケーションなどの生活支援に使用されるロボット


答え ア


解説

 ア  ホワイトカラーの単純な間接作業を、ルールエンジンや認知技術などを活用して代行するソフトウェアは、RPAです。
 イ  自動制御によって、対象物をつかみ、動かす機械や、自動的に移動できる機能を有し、また、各種の作業をプログラムによって実行できる産業ロボットは、RPAではありません。
 ウ  車両の状態や周囲の環境を認識し、利用者が行き先を指名するだけで自律的な走行を可能とするレーダ、GPS、カメラなどの自動運転関連機器は、RPAではありません。ADS(Autonomous Driving System)です。
 エ  人の生活と同じ空間で安全性を確保しながら、食事、清掃、移動、コミュニケーションなどの生活支援に使用されるロボットは、RPAではありません。


キーワード
・RPA

キーワードの解説
  • RPA(Robotic Process Automation、ロボットによる業務自動化)
    ホワイトカラーのデスクワーク(定型業務)を、コンピュータに組み込んだソフトウェア型のロボット(AIなど)によって代行や自動化する概念です。
    このソフトウェア型ロボットのことを、“デジタルレイバー”(Digital Labor)や“デジタルワーカー”(Digital Worker)、“仮想知的労働者”と呼びます。

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