2019年 秋期 ネットワークスペシャリスト 午前II 問3

二つのルーティングプロトコルRIP-2とOSPGを比較したとき、OSPFだけに当てはまる特徴はどれか。

 ア  可変長サブネットマスクに対応している。
 イ  リンク状態のデータベースを使用している。
 ウ  ルーティング情報の更新にマルチキャストを使用している。
 エ  ルーティング情報の更新を30秒ごとに行う。


答え イ


解説
それぞれのルーティングプロトコルの特徴は

  • OSPF(Open Shortest Path First)は、複数台のルータで構成されたネットワークにおいて、ルータ間の経路選択を行うためのプロトコルです。
    OSPFではルータ間のコストを計算して最もコストの低い経路を選択します。
  • RIP-2(Routing Information Protocol version 2)は、ホップ数を目印として最適なルートを判定する距離ベクトル方式(Distance Vector)のルーティングプロトコルでマルチキャストを使用します。
で、OSPFだけに当てはまる特徴はリンク状態のデータベースを使用している(イ)です。


キーワード
・ルーティングプロトコル

キーワードの解説
  • ルーティングプロトコル
    ネットワークルータがデータの中継先を選択するために使用する情報を、ルータ同士で交換するためのプロトコルです。
    種類によりディスタンスベクタ(RIPやIGRP)、リンクステート(OSPF)、拡張ディスタンスベクタ(EIGRP)があります。

もっと、「ルーティングプロトコル」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ