IoT向けの小電力の無線機器で使用される無線通信に関する記述として、適切なものはどれか。
ア |
BLE(Bluetooth Low Energy)は従来のBluetoothとの互換性を支持しながら、低消費電力での動作を可能にするために5GHz帯を使用する拡張がなされている。 |
イ |
IEEE 802.11acではIoT向けに920MHz帯が割り当てられている。 |
ウ |
Wi-SUNではマルチポップを使用して500mを超える通信が可能である。 |
エ |
ZigBeeでは一つの親ノードに対して最大7個の子ノードをスター型に配置したネットワークを使用する。 |
答え ウ
【解説】
ア |
BLE(Bluetooth Low Energy)が使用する周波数帯は2.4GHzです。(×) |
イ |
IEEE 802.11acは、5GHz帯の電波を用いて433Mbps〜6.93Gbpsの高速なデータ通信を行うことができる無線LANの仕様です。(×) |
ウ |
Wi-SUNは、物理層の仕様はIEEEで標準化された国際規格、IEEE 802.15.4gで、通信速度は数百kbps程度とそれほど速くないが、複数の端末がバケツリレー式にデータを中継し、遠隔地まで届けるマルチホップ通信に対応し、低消費電力であることが特徴です。(〇) |
エ |
ZigBeeでは一つの親ノードに対して最大65535個の子ノードを接続できます。(×) |
【キーワード】
・Wi-SUN
【キーワードの解説】
- Wi-SUN(Wireless Smart Utility Network)
SUN(Smart Utility Network)は、ガスや電気、水道のメーターに端末機を搭載し、無線通信を使って効率的に検針データを収集する無線通信システムのことで、特定小電力無線と呼ばれる920MHz帯を使用し、2.4GHzや5GHz帯を使用するWi-Fiと比べると通信速度は遅いものの、通信距離は長く、障害物にも強くてつながりやすく、しかも低消費電力という利点があります。
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