2019年 秋期 情報セキュリティマネジメント 午前 問23

メッセージが改ざんされていないかどうかを確認するために、そのメッセージから、ブロック暗号を用いて生成することができるものはどれか。

 ア  PKI  イ  パリティビット
 ウ  メッセージ認証符号  エ  ルート証明書


答え ウ


解説

 ア  PKI(Public Key Infrastructure、公開鍵基盤)は、公開鍵暗号方式を用いた通信で、通信を行うものの身元保証を行う仕組みです。
 イ  パリティビット(parity bit)は、データ通信やデータのメディアへの記録(書き込み)を行うときに、エラー検出(パリティチェック)のために付加されるビットのことです。
 ウ  メッセージ認証符号(Message Authentication Code、MAC)は、メッセージが改ざんされていないかどうかを確認するために、そのメッセージから、ブロック暗号を用いて生成するデータです。
 エ  ルート証明書(root certificate)は、デジタル証明書の認証局の種類の一つで、上位の認証局による認証を受けず、自分の正当性を自ら証明する認証局の自らを認証する証明書です。


キーワード
・ブロック暗号

キーワードの解説
  • ブロック暗号(block cipher)
    データを一定の長さのブロックごとに分割し、ブロック単位で暗号化を行う暗号方式のことです。
    これに対し、1ビット単位あるいは1バイト単位で逐次暗号化していく暗号方式はストリーム暗号と呼びます。

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