平成31年 春期 応用情報技術者 午前 問20

DRAMのメモリセルにおいて、情報を記憶するために利用されているものはどれか。

 ア  コイル  イ  コンデンサ
 ウ  抵抗  エ  フリップフロップ


答え イ


解説
DRAMはキャパシタ(コンデンサ)に電荷を蓄えて、この電荷の有無によって1ビットの情報とします。
キャパシタに蓄えた電荷は漏えいして失われるので常にデータを読み出して記録し直すリフレッシュが必要になります。
そのため、実現するための回路が単純で大容量化には向いていますが、リフレッシュを行うため消費電力は大きいです。
データの呼び出しは、キャパシタの電荷の状態を読むという操作になるため、処理に(CPUと比べ)時間が掛かります。


キーワード
・DRAM

キーワードの解説
  • DRAM(Dynamic Random Access Memory)
    1ビットをキャパシタ(コンデンサ)とそれを制御するトランジスタ(FET)から構成されるメモリで、キャパシタに電荷が蓄えられているかどうかで、0/1の判断を行うメモリである。
    キャパシタに蓄えた電荷は放電してしまうので、定期的に電荷の蓄え(リフレッシュ)を行う必要がある。
    構造が単純なので価格が安く、高集積化に向いていて、コンピュータの主記憶などの大容量メモリとして使用される。

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