答え イ
【解説】
通常、RTOSを用いたシステムでは優先度の高いタスクが実行可能になると、実行中の優先度の低いタスクの処理が中断され、優先度の高いタスクが動作する。
このとき、優先度の高いタスクと低いタスクで同じリソースを占有して使用するようになっていた場合、先に優先度の低いタスクがこのリソースを占有していると、優先度の高いタスクはリソースの占有ができないためリソースの開放待ち状態になり、優先度の低いタスクの処理が行われ、これが優先度逆転現象である。
優先度逆転は見た目の動作としては問題ないこともあるが、タスク優先度の設計と異なる動作なので不具合となる。