PMBOKガイド第6版によれば、WBSの構成要素であるワーク・パッケージに関する記述のうち、適切なものはどれか。
ア |
ワーク・パッケージとその一つ上位の成果物との関係は、1対1である。 |
イ |
ワーク・パッケージは、OBS(組織ブレークダウン・ストラクチャ)のチームに、担当する人員を割り当てたものである。 |
ウ |
ワーク・パッケージは、通常、アクティビティに分解される。 |
エ |
ワーク・パッケージは、プロジェクトに関連ある成果物をまとめたものである。 |
答え ウ
【解説】
ア |
ワーク・パッケージごとに成果物を定めます。(×) |
イ |
ワーク・パッケージを組織に割り当て、組織毎に責任者を指名するとOBS(Organization Breakdown Structure)になります。(×) |
ウ |
ワーク・パッケージはワークの最小単位であり、更に分解するとアクティビティになります。(○) |
エ |
ワーク・パッケージを成果物でまとめたものは、PBS(Product Breakdown Structure)といいます。(×) |
【キーワード】
・WBS
・ワークパッケージ
【キーワードの解説】
- WBS(Work Breakdown Structure)
プロジェクトマネジメントで計画をたてるときに、作業を大きな項目からだんだん細かいレベルに分解していって、管理しやすい規模の作業の集合に分解し図にすることです。
各作業を1〜2週間程度のレベルまで分解することで要員の割当てや、進捗の管理が容易になります。
- ワークパッケージ(work package)
WBSで分解した最下位レベルの要素(work)で成果物を作り出す単位になり、プロジェクトの規模の見積り、プロジェクトの進捗管理を行うときの最小単位になります。
WBSでは各作業を管理可能なワークパッケージまで分解することを目標に行います。
もっと、「ワークパッケージ」について調べてみよう。
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