平成31年 春期 プロジェクトマネージャ 午前II 問16

テストケースを作成する技法のうち、直交表によるテストケースの作成条件を緩和し、2因子間の取り得る値の組合せが同一回数でなくても、1回以上存在すればよいとしてテストケースを設計する技法はどれか。

 ア  All-Pair法(ペアワイズ法)  イ  決定表
 ウ  原因結果グラフ法  エ  同値分割法


答え ア


解説
直交表によるテストケースの作成条件を緩和し、2因子間の取り得る値の組合せが同一回数でなくても、1回以上存在すればよいとしてテストケースを設計する技法はAll-Pair法(ペアワイズ法)(ア)です。
All-Pair法(ペアワイズ法)は、2個の因子のペアの全てで、水準の組み合わせをテストする手法で、強さを2に限定した組み合わせテストと考えることができます。


キーワード
・直交表

キーワードの解説
  • 直交表
    任意の2因子について、その水準のすべての組合せが同数回ずつ現れるという性質をもつ実験のための割り付け表です。
    一般に複数の因子がある実験では、それぞれの因子の状態の個数の積の回数だけ実験を行わないといけませんが、直交表を用いることで因子間の影響度が少なければ、より少ない回数で全ての組合せの実験と同等の実験を行うことができるようになります。

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