平成31年 春期 情報セキュリティマネジメント 午前 問35

著作者人格権に該当するものはどれか。

 ア  印刷、撮影、複写などの方法によって著作物を複製する権利
 イ  公衆からの要求に応じて自動的にサーバから情報を送信する権利
 ウ  著作物の複製物を公衆に貸し出す権利
 エ  自らの意思に反して著作物を変更、削除されない権利


答え エ


解説
著作権法上

  • 公表権(著作権法18条1項)
  • 氏名表示権(著作権法19条1項)
  • 同一性保持権(著作権法20条1項)
は著作者人格権と呼びます。
そのほかにも「みなし著作者人格権(著作権法113条6項)」の権利があり『著作者の名誉又は声望を害する方法によりその著作物を利用する行為は、その著作者人格権を侵害する行為とみなす』と規定されています。
なお、著作者人格権は、創作者としての感情を保護するためのものであることから、財産権である著作権と違い、譲渡したり、相続したりすることはできません。


キーワード
・著作者人格権

キーワードの解説
  • 著作者人格権
    著作権法には著作者は著作物に対し著作者人格権と著作権の二つの権利を享有すると定められています。
    著作権が財産的権利であるのに対し、著作者人格権は、著作者が有す創作者としての感情を保護するための権利になります。

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