平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問9

次の真理値表で変数X、Y、Zに対する関数Fを求める式はどれか。
ここで、“・”は論理積、“+”は論理和、AはAの否定を表す。

X  Y  Z F
0  0  0
0  0  1
0  1  0
0  1  1
1  0  0
1  0  1
1  1  0
1  1  1
0
1
1
0
0
0
1
1

 ア  X・Y+Y・Z  イ  Z・Y・Z+Y
 ウ  XY・Z+X・Y+Y・Z  エ  XY・Z+X・Y+Y・Z


答え ウ


解説
Fが1になっているXYZの値を抽出する。
(0, 0, 1)=XY・Z、(0, 1, 0)=X・Y・Z、(1, 1, 0)=X・Y・Z、(1, 1, 1)=X・Y・Z。
これをすべて足すとFになるので
 F=XY・Z+X・Y・Z+X・Y・Z+X・Y・Z
この式をまとめていく、X・Y・Z+X・Y・ZからXとYの両方が1なら、Zの値に関係なくFは1であることがわかり、
 X・Y・Z+X・Y・Z=X・Y …(1)
X・Y・Z+X・Y・ZからYが1、Zが0なら、Xの値に関係なくFは1であることがわかり、
 X・Y・Z+X・Y・Z=Y・Z …(2)
これ以上、この論理式はまとめられないので(1)(2)から
 F=XY・Z+X・Y・Z+X・Y・Z+X・Y・Z=XY・Z+X・Y+Y・Z
(ウ)になる。


キーワード
・真理値表

キーワードの解説
  • 真理値表
    関数F(x, y, …)が、変数(x, y, …)の値でどういった結果になるかを表にまとめたもの。

もっと、「真理値表」について調べてみよう。

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