平成18年 秋期 基本情報技術者 午前 問22

回転数が4,200回/分で、平均位置決め時間が5ミリ秒の磁気ディスク装置がある。
この磁気ディスク装置の平均待ち時間は約何ミリ秒か。

 ア  7  イ  10  ウ  12  エ  14


答え ウ


解説
平均待ち時間は、
 平均位置決め時間 + 平均回転待ち時間
で求めることができる。
平均回転待ち時間は、ディスクが半周回転する時間のことであり、回転数が4,200回/分なので1秒間に70回であり、求める時間は
 (( 1÷70 )÷2 )秒 ≒ 7ミリ秒
である。
よって、平均待ち時間は、
 5 + 7 = 12ミリ秒
(ウ)になる。


キーワード
・磁気ディスク
・位置決め時間

キーワードの解説
  • 磁気ディスク
    磁気を使用してデータを格納している装置でフロッピーディスク、ハードディスクがあり、円盤状をしてる。
    磁気ディスクは中心から同心円状にデータを格納していて、同心円状のことをトラックと言う。(バームクーヘンや木の年輪をイメージするとわかりやすい。)
    これに対し、光学的な方法でデータを格納しているものを光学ディスクと言い、CD、DVDがある。光学ディスクにもトラックがある。(アクセスの基本的な考え方は同じ。)
    光ディスクに似ているものにMO(光磁気ディスク)がある。
  • 位置決め時間
    磁気ディスク(フロッピーディスク、ハードディスク)内のデータを読み書きする時に磁気ヘッドがデータの格納してあるトラックに到達するまでの時間。

もっと、「磁気ディスク」について調べてみよう。

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