平成18年 春期 基本情報技術者 午前 問32

稼働率が最も高いシステム構成はどれか。
ここで、並列に接続したシステムは、少なくともそのうちのどれか一つが稼働していればよいものとする。

 ア  稼働率70%の同一システムを四つ並列に接続
 イ  稼働率80%の同一システムを三つ並列に接続
 ウ  稼働率90%の同一システムを二つ並列に接続
 エ  稼働率99%の単一システム


答え イ


解説
稼働率がaとbのシステムを並列に接続したときの稼働率を求める式は
 1-(1-a)×(1-b)
である。

 ア  稼働率=1-(1-70%)4=1-0.34=1-0.0081=0.9919=99.19%
 イ  稼働率=1-(1-80%)3=1-0.23=1-0.008=0.992=99.2%
 ウ  稼働率=1-(1-90%)2=1-0.12=1-0.01=0.99=99%
 エ  稼働率=99%
よって、最も稼働率が高いのはイの99.2%である。


キーワード
・稼働率

キーワードの解説
  • 稼働率
    システムが正常に動作している割合です。
    計算式としては「正常に動作している時間÷(正常に動作している時間+故障している時間)」になります。
    稼働率を高くするためには、システムを故障しにくくすることも重要ですが、故障した場合の復旧にかかる時間を短くするようなことも大事です。

もっと、「稼働率」について調べてみよう。

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