平成19年 春期 基本情報技術者 午前 問18

命令語に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  オペランドの個数は、その命令で指定する主記憶の番地の個数と等しい。
 イ  一つのコンピュータでは、命令語長はすべて等しい。
 ウ  命令の語長が長いコンピュータほど、命令の種類も多くなる。
 エ  命令の種類によってはオペランドがないものもある。


答え エ


解説
命令語の多くはオペランドを必要としますが、命令語の中にはオペランドがないものもあります。
例えば、関数から抜けるときのリターン命令、実際の処理は行わず時間稼ぎのための命令(NOP(NO Operation)命令)などです。

 ア  オペランドの個数は、命令語の種類によって決まります。
 イ  コンピュータによっては、特殊な処理の命令語(浮動小数点演算、積和演算など)の長さが異なる場合があります。
 ウ  命令語長はコンピュータ(CPU/MPU)のビット幅(8ビット、16ビット、32ビット、64ビット)によって決まり、命令語の種類とは関係ありません。


キーワード
・命令語
・オペランド

キーワードの解説
  • 命令語
    命令語とは、コンピュータ(CPU/MPU)が行う数多い処理を区別するためのもの。
    命令語の種類はコンピュータ毎に異なる。(種類の違うコンピュータでも、同じ命令語や、似た命令語があることが多いです。)
    命令語を使用してプログラムを作ることも可能で、アセンブラ言語がそれにあたります。
  • オペランド
    各命令語で処理するデータ(入力データ、出力データ)のこと。

もっと、「オペランド」について調べてみよう。

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