与えられたデータから一定の規則に従って数値を算出し、この数値から検査文字を定めて与えられたデータに付加する。
これを用いて入力データの検査を行う。
次の規則を用いた場合に、4けたの数値データ“2131”に付加する検査文字として、正しいものはどれか。
[規則]
(1) |
与えられたデータの各けたに、先頭から係数4, 3, 2, 1を割り当てる。 |
(2) |
各けたの数値と割り当てた係数とのそれぞれの積の和を求める。 |
(3) |
(2)で求めた和を11で割って余りを求める。 |
(4) |
(3)で求めた余りの数字を検査文字とする。
ただし、余りが10のときは、“X”を検査文字とする。 |
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答え エ
【解説】
[規則](1):数値データ“2131”の2に4、1に3、3に2、1に1を割り当てる。
[規則](2):数値と係数の積の和を求める。(2×4)+(1×3)+(3×2)+(1×1)=18
[規則](3):(2)の結果を11で割って余りを求める。18÷11=1…余り7
[規則](4):(3)の結果の7(エ)を検査文字とする。
【キーワード】
・検査文字
【キーワードの解説】
- 検査文字
検査文字はチェックデジットとも呼び、データに検査用の文字(データ)を付加し、検査文字を付加したものをデータとして扱う。
通信のパリティビットやCRCなども検査文字の一種。
チェックデジットの例としては、バーコード、運転免許証の番号、クレジットカードの番号などで使われている。
もっと、「チェックデジット」について調べてみよう。
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