平成20年 春期 基本情報技術者 午前 問21

磁気ディスク装置の性能に関する記述のうち、適切なものはどれか。

 ア  アクセス時間は、回転速度を上げるか位置決め時間を短縮すると短くなる。
 イ  アクセス時間は、処理装置の前処理時間、データ転送後の後処理時間も含む。
 ウ  記憶容量は、トラックあたりの記憶容量と1シリンダあたりのトラック数だけで決まる。
 エ  データの転送速度は回転速度と回転待ち時間で決まる。


答え ア


解説

 ア  アクセス時間を短くするには、ヘッドの位置決め時間とディスクの回転速度を上げればよい。
 イ  アクセス時間は、ヘッドの位置決め時間と、回転待ち時間のみである。
 ウ  記憶容量は、トラックあたりの記憶容量と1シリンダあたりのトラック数、ディスクのシリンダ数で決まります。
 エ  データの転送速度は回転速度と記録密度(トラック当たりの記憶容量)で決まります。


キーワード
・磁気ディスク

キーワードの解説
  • 磁気ディスク
    円盤に磁性体(金属粉)を塗り、磁石で磁性体を磁化して、情報を記録する記憶装置のことで、フロッピーディスク、ハードディスク、光磁気ディスク(MO)などがある。
    情報はバームクーヘンのように円盤の同一遠心の円(トラック)にヘッドと呼ばれる磁石(電磁石)で情報を記録する。
    また、ハードディスクでは複数のディスクを並べていて、同じ円周のトラックの集合をシリンダといいます。
    情報を読み出すときには、情報を記録したトラックのところまでヘッドを移動(位置決め)し、トラック内の情報が記録してある場所が回ってくるのを待って(回転待ち)読み出しを行う。

もっと、「磁気ディスク」について調べてみよう。

戻る 一覧へ 次へ