平成18年 秋期 ソフトウェア開発技術者 午前 問21

PDPに採用されている発光方式の説明として、適切なものはどれか。

 ア  ガス放電に伴う発光を利用する。
 イ  画面の各ドットを薄膜のトランジスタで制御し、光の透過率を変化させる。
 ウ  電圧を加えると発光する有機化合物を用いている。
 エ  電子銃から電子ビームを発射し、蛍光体に当てて発光させる。


答え ア


解説

 ア  プラズマディスプレイパネルは、ガス放電に伴う発光を利用しています。
 イ  液晶(ディスプレイ)の説明です。
 ウ  有機EL(ディスプレイ)の説明です。
 エ  ブラウン管(ディスプレイ)の説明です。

薄型テレビでは、液晶ディスプレイと、PDPがシェアの面でしのぎを削っている状況で、従来技術のブラウン管はどんどんシェアが少なくなっている状態です。
なお、パソコンのディスプレイでは液晶ばかりですね。
有機ELは、寿命などの問題があって(製品寿命の短い)携帯電話のサブディスプレイなどでしか、利用されていなかったのですが、2007年の春に実用化のニュースが発表されています。


キーワード
・PDP

キーワードの解説
  • PDP(Plasma Display Panel)
    プラズマ・ディスプレイ・パネルのことで、ガス放電による発光を利用した平面型表示素子の一種である。
    自発光型のディスプレイで視野角が広く、応答速度が速い、色純度がよい、(液晶と比べて)大型化が容易という利点を持つ。
    欠点としては、明るい部屋でのコントラストが低い、擬似輪郭が発生する、焼き付きが起こりやすい、ディスプレイが熱を持つ、高精細化が困難などがある。欠点については近年は以前に比べかなり改善されている。

もっと、「プラズマディスプレイ」について調べてみよう。

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